新撰組と妖狐ちゃん!


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「じゃあ日向ちゃん、これ着てみて!」


「無理無理無理無理!!!!!
こんなの着れないって!!」


鈴ちゃんに渡されたのは、
椿さんや鈴ちゃんと同じく、
とても綺麗な着物だった。


こんなの着れないって言葉には
二つの意味がある。


一つ目は、
こんな高そうな着物は着れないという事。


二つ目は、
…着付け方が分からないという事←


あぁー、まじで。
あの時、山崎にちゃんと聞いとけば良かった←


「鈴ちゃん…、」


あたしは苦笑いしながら、
その事を鈴ちゃんに告げた。


もちろん、えぇー!?、と大絶叫されたのは、言うまでもない←


「てか、お手伝いするのに、こんな豪華な着物を着る必要あるのか…?」


あたしは鈴ちゃんに着付けをしてもらいながら聞いた。


「だって、お手伝いって言っても、お座敷には上がってもらうから…。綺麗におめかししないと、ねっ♫」


そう言って、鈴ちゃんはグイッと帯を閉めた。


「う"…。鈴ちゃん、意外と力強い…」


つか、お手伝いって、てっきり
皿洗いとかだと思ってたんだけど…←


まさかのお客さん(変態野郎共←)の
相手をする感じ!?


…Oh…No…


きちんと内容聞いとくんだった…


まぁあたしは(多分←)大丈夫だけど、
もしお客さんが手を出してきた時の
お客さんの命が大丈夫かどうか…(笑)


あたしのせいでお客さん減らしたら
すんません←


と、あたしは心の中で椿さんに謝罪した←
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