新撰組と妖狐ちゃん!


「んだと!?このクソガキがぁ!?
斬られてぇのか!?」


さっきのおじさんが刀を再び持って、
今度はあたしに向かって突きつけた。


「あれー?武士さまってこの町を
守ってくれてるんじゃなかったっけ? そんな人が町の人を殺しても
いいのー?」


と、挑発すると、
期待どうりの反応がかえってきた。


「うるせぇ!だったらお前が死ねぇ!!」


シュッ


おじさんがあたしに向かって
刀を振り下ろした。


「んな理不尽な」


ドカッ


「うぐっ!?」


あたしは刀で受け止め、
おじさんに峰打ちをくらわしてやった。
白昼堂々人殺したくないしね。



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