新撰組と妖狐ちゃん!
…。
「…。冗談でもやめていただきたい…」
ボソッと呟くと、
「冗談じゃねぇ、お前は一番隊で俺の小姓だ。」
「まぢでか、胃がただれる絶対…
…って、えぇ!?」
ばっと後ろを振り返ると、
仁王立ちした土方が立っていた。
「俺の小姓は不満か?」
ギロッとあたしを睨む土方。
…さっきの微笑みは何処へいったー!?
…威圧感ハンパないんですけどっ!!
あたしは、思わずヒッと小さな声で悲鳴をあげた。
「…い、いや別に…(絶対嫌なんだけど!)」
「これは決定事項だ。
…そろそろ歓迎会始めんぞ、広間に来い。」
そう言って、土方は歩いていった。