180°変身love!!


引いたくじと黒板に書かれた席を見比べてみると、廊下に近い方の2列目にあたしの番号があった。


窓際じゃなかった。残念…。


仕方ない。と机を移動すると、


「あれ、もしかして隣…?」


1番廊下側のあたしの隣の席にはすでに結城くんがいて、


「おう、そうらしいな。
ちなみに支倉の席、『元』俺の席だぜ!」


なぜかそう得意気にあたしに言う。


可笑しくて笑うと、

「なに笑ってんだよ。」って。


窓際の席じゃなかったけど、この席もなかなか良いかも。


そう思った。

< 63 / 89 >

この作品をシェア

pagetop