180°変身love!!
引いたくじと黒板に書かれた席を見比べてみると、廊下に近い方の2列目にあたしの番号があった。
窓際じゃなかった。残念…。
仕方ない。と机を移動すると、
「あれ、もしかして隣…?」
1番廊下側のあたしの隣の席にはすでに結城くんがいて、
「おう、そうらしいな。
ちなみに支倉の席、『元』俺の席だぜ!」
なぜかそう得意気にあたしに言う。
可笑しくて笑うと、
「なに笑ってんだよ。」って。
窓際の席じゃなかったけど、この席もなかなか良いかも。
そう思った。