180°変身love!!
こんな反応をするコイツについ意地悪したかったって気持ちもあったけど、
この言葉は真剣だった。
本気でコイツが抱えている『何か』を知りたかった。
「……結城くんには…関係ない、から…。」
そう言ってうつむくコイツ。
俺は抱きしめていた腕をほどいて、今度はコイツを壁に追い詰めると両手を壁につき、逃げ場をなくした。
そして目を見ながら優しく言った。
「言ってみて、夜那…。」
そう言った途端、コイツは俺のシャツをギュッと掴んだ。
それから目に更に大粒の涙を溜めながらキッと俺の目を見ながら言った。
「結城くんには…結城くんにだけは、呼ばれたくなかった…‼︎ 他の男子とは違うって…なのに、なんで……。」