180°変身love!!
初めてコイツは弱い部分を見せた。
今まできっと、1人で全部抱え込んできたんだ。
辛そうな顔を見てそう思った。
「…やっと言ったな。」
そう言うと一度はほどいた腕でもう一度抱きしめる。
「俺は他のヤツらとは違う。
…だから怖がんな、夜那。」
「~~‼︎ だから呼ばないでって…」
俺はコイツの言葉を遮って言った。
「ごめん。でも
頼むから、俺には慣れろよ…。」
俺がお前のかかえてる過去、忘れさせてやる。
今は腕の中で涙を流すこいつが何故か愛おしくて仕方ない。
俺の言葉を聞いて、腕の中で抵抗していた夜那は、おとなしく抱きしめられていた。