ちょーだい。

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街につくと、かなりの視線を感じた。


多分、制服だから。

夜の街に制服着た学生が1人で歩いてるなんて、普通じゃない。


あたしに向けられる好奇の目。

いつ声をかけようかっていう、見え透いた態度。



今までは、凄く苦痛だった。

体目的で声を掛けてくる人が。



........けど、今日は違う。


もう、覚悟は出来てる。

あとは、声を掛けられるだけ。

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