ちょーだい。
『........ふーん?了解。』
ベッドから立って、あきらか不機嫌そうな態度の奏。
聖西、だめなの?
あたしと同じ高校にはいたくないって事?
わけわかんない。
人と触れ合ったことがないぶん、人の気持ちには鈍い。
自分でもわかってる。
1人ベッドでしょぼくれるあたし。
『明日には見つけとく。』
そう言って部屋から出ようとする奏。
『待って!』
『............なに?どーした?』