ちょーだい。
『んー。聖西?』
首を傾げながら言う奏。
『........なんで曖昧なの....?』
『やー(笑)うん』
........意味がわからない。
ってゆーか、意外だった。
聖西は超レベル高くて、めちゃくちゃ頭がイイ。
そんなとこに通ってるなんて思えなかった。
『はい、着いた。』
あたしが呆然としているうちに奏の家に着いた。
目の前にあるのは大きなマンション。
あたしが住んでるアパートとは全然違ってキレイ。
“お金持ち”って感じ。