咆哮するは鋼鉄の火龍
予想到達日ぴったりに護国軍は横陣を敷き御嶽に迫った。
御嶽は慌ただしく戦闘準備に取りかかり民衆は地下シェルターへと避難する。
以前から戦い続けてきた両者は話し合いの場も持たずに開戦させた。
伊達
「来たか、我々が戦った時より勢力が衰えているじゃないか、ギリギリまで引き付けるぞ!
撃ち方用意!」
護国軍は戦車を先頭にし、自走砲を押しながら大軍を進軍してきた。
その時、立花達は火龍の中にいた。
佐竹
「線路は潰さないでくれよ」
片倉
「数はおよそ二千です」
指揮車の上部ハッチから片倉は偵察を行っていた。
佐竹
「二千?思ったより少ないな、数はどっこいですね」
片倉
「装備がヤバいっすよ。見た事無いです、
一気に攻めて来るな、隊列もバラバラです。
何か急いでみるみたいだ」
立花
「そちらの方が都合がいい」
護国軍が砲撃を開始し始め御嶽の壁を削っていった。
しかし通常のポリスとは違う厚い壁は簡単には破れそうも無かった。
その為、敵は中央ゲートに集中放火を浴びせゲートを破り歩兵による市街制圧作戦へと切り替える。
御嶽の防壁上からも砲撃が開始され、近づいてくる敵の戦車を次々に潰していった。
片倉
「やるなー流石だ。
良い守りです、おっとまた命中」
佐竹
「砲弾が切れぬ事を祈るしかないな」
その時御嶽のゲートを狙い護国軍先鋒が砲撃し、続く一斉砲撃で鉄製ゲートは内側に吹き飛ばされた。
御嶽は誰一人悲鳴を上げず作戦指揮をとっていた伊達の指示を待っていた。
伊達
「砲撃を続けろ!
手の空いてるものはバリケードを築き正面ゲートを守れ!
正念場だ!
出来る限りこちらに敵の目を引き付けさせろ!」
御嶽内部の人間の多くがそこら中の資材で砲撃の中正面ゲートを塞ぐ為に命を投げ出した。
ゲートを破った事で、それまで御嶽防壁上部からの射程距離外に待機していた護国軍の歩兵が一気に突撃を開始する。
片倉
「ゲートやられました!
護国軍一気に前進してきます」
立花
「敵本陣は?」
片倉
「すいません、判断出来ません」
立花
「ではまだだ!
頼む伊達殿。
頑張ってくれ」
御嵩の防壁に敵軍が殺到し始め、それに抵抗する御嵩側の兵力がぶつかり正面ゲートは修羅場と化した。
焦り出した火龍の乗組員達は片倉の言葉を待った。
片倉
「それらしく固まっている一団あり!
戦車三台に歩兵数百名!
今なら我々の射程の範囲に入ります」
立花
「よし!これより火龍は敵の本陣に突撃を開始する。
敵のど真ん中だが、もう慣れただろう?」
佐竹
「まーね、やったりましょうか」
立花
「各員に通達、前方ゲート火薬に点火。
外交部初の大仕事だ!
東部全域にに火龍の咆哮を聞かせてやれ!
我ら人類の守護龍とならん!
出撃!」
乗組員
「おうっ!」
御嶽は慌ただしく戦闘準備に取りかかり民衆は地下シェルターへと避難する。
以前から戦い続けてきた両者は話し合いの場も持たずに開戦させた。
伊達
「来たか、我々が戦った時より勢力が衰えているじゃないか、ギリギリまで引き付けるぞ!
撃ち方用意!」
護国軍は戦車を先頭にし、自走砲を押しながら大軍を進軍してきた。
その時、立花達は火龍の中にいた。
佐竹
「線路は潰さないでくれよ」
片倉
「数はおよそ二千です」
指揮車の上部ハッチから片倉は偵察を行っていた。
佐竹
「二千?思ったより少ないな、数はどっこいですね」
片倉
「装備がヤバいっすよ。見た事無いです、
一気に攻めて来るな、隊列もバラバラです。
何か急いでみるみたいだ」
立花
「そちらの方が都合がいい」
護国軍が砲撃を開始し始め御嶽の壁を削っていった。
しかし通常のポリスとは違う厚い壁は簡単には破れそうも無かった。
その為、敵は中央ゲートに集中放火を浴びせゲートを破り歩兵による市街制圧作戦へと切り替える。
御嶽の防壁上からも砲撃が開始され、近づいてくる敵の戦車を次々に潰していった。
片倉
「やるなー流石だ。
良い守りです、おっとまた命中」
佐竹
「砲弾が切れぬ事を祈るしかないな」
その時御嶽のゲートを狙い護国軍先鋒が砲撃し、続く一斉砲撃で鉄製ゲートは内側に吹き飛ばされた。
御嶽は誰一人悲鳴を上げず作戦指揮をとっていた伊達の指示を待っていた。
伊達
「砲撃を続けろ!
手の空いてるものはバリケードを築き正面ゲートを守れ!
正念場だ!
出来る限りこちらに敵の目を引き付けさせろ!」
御嶽内部の人間の多くがそこら中の資材で砲撃の中正面ゲートを塞ぐ為に命を投げ出した。
ゲートを破った事で、それまで御嶽防壁上部からの射程距離外に待機していた護国軍の歩兵が一気に突撃を開始する。
片倉
「ゲートやられました!
護国軍一気に前進してきます」
立花
「敵本陣は?」
片倉
「すいません、判断出来ません」
立花
「ではまだだ!
頼む伊達殿。
頑張ってくれ」
御嵩の防壁に敵軍が殺到し始め、それに抵抗する御嵩側の兵力がぶつかり正面ゲートは修羅場と化した。
焦り出した火龍の乗組員達は片倉の言葉を待った。
片倉
「それらしく固まっている一団あり!
戦車三台に歩兵数百名!
今なら我々の射程の範囲に入ります」
立花
「よし!これより火龍は敵の本陣に突撃を開始する。
敵のど真ん中だが、もう慣れただろう?」
佐竹
「まーね、やったりましょうか」
立花
「各員に通達、前方ゲート火薬に点火。
外交部初の大仕事だ!
東部全域にに火龍の咆哮を聞かせてやれ!
我ら人類の守護龍とならん!
出撃!」
乗組員
「おうっ!」