【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~


『……愛してんだね』

『え?なに?』

ボソッと言った瞭くんの声は聞こえなかった。


『んーん!ま、よかったね。』

はぐらかしてる……?(怒)

『けーど!今雫ちゃんが悩んでる原因もプリティーくんでしょ?』

顔は笑っているけど目に映ってる表情はちがう。

………もしかして

『………心配してくれてる?』

『おっそ!気づくの遅っ!オレ、イイオトコだって、今知ったの?!』

大袈裟に溜め息をついて、ふざけてる瞭くん

『ありがと♪』
ここはちゃんとお礼言わないとね?

まぁ、真面目にお礼言ったところで、真面目な返事なんて
返ってこないか(笑)

< 389 / 488 >

この作品をシェア

pagetop