【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~


『まあ........うん』


曖昧はやだよ。


『えっ、楓、今カノいたの!?なんかゴメンねっ??』



嫌な空気を察知したのか口を開いた元カノ。



『........さっきから離れてって言ってんじゃん。』



元カノに冷たく言い放つ西島くん



『冷たいなぁー。あ、あなた、名前は??』



ニコニコしながらあたしに聞いてきた。



普通、聞くかな?


でも、おっきな目で見つめてくるから答えるしかなかった。

『雫です。』



『雫ちゃんかぁー!可愛いねっ!!てか、本当ゴメンね?あたし、友達と来てたんだけど、迷子になっちゃって........で、そんな時に楓に会ったから嬉し。なってつい........あ、あたしは芽流ってゆーの!よろしく!』



必死に謝る芽流ちゃん


迷子になってたんなら仕方ない........?


『別にだい....『高城、帰ろ。』


急に引っ張られた手。



『えっ、楓!?』

『ウザイ。黙って。』


芽流ちゃんに冷たく言い放つ西島くん


なんか........



おかしい............


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