【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~
すると、西島くんは腰をおろした
『....高城も座れば?』
『うっ、うん!』
あたしもちょっと離れて西島くんの隣に座った。
『『あの....』』
二人の声が重なった。
『あ........西島くんからどうぞ?』
『や、高城いーよ。』
........................。
仕方ないからあたしから話させてもらう事にしよう。
『あのね....あたし、まだ、西島くんに伝えてないな....って思って....』
しどろもどろだけど、少しずつ。
ちゃんと伝えてる。
『....伝えてない?』
『うん。これから話すから........何も言わないで、とりあえず聞いてくれたら、うれしい。』
『わかった』
西島くんは一気に真面目な顔になった。
あたしは息を思い切り吸い込んだ