【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~
俺は、高城が好きだ。
多分、高城よりも。
俺の好きのがデケーよ?
けど、俺は高城と一緒にいられない?
俺が正直に芽流のことを話しても、高城がもし、それでも俺と一緒にいてくれるって言ったら............?
いや、駄目だ。
高城は絶対に芽流からの嫌がらせに一人で耐え続ける。
俺が絶対に守ってやれる。なんて、言えない。
俺だって現実的だ。
24時間365日一緒に入れるわけじゃない。
あー。どーしよ。
そんな事を思っていたら。
『....楓っ!うれしいっ!』
そう言いながら、芽流が抱きついてきた。