【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~
西島くんの背中は広くて、やっぱり男の子だなって思った。
申し訳ないから肩に手を添えるだけにした。
足は西島くんがぐっと掴んだ。
『........あげるよ。もーちょい腕絡ませて。』
腕を!?
西島くんの首に!?
『........えーと........』
『上がんないから早くして』
はい。
西島くんに言われるがまま、西島くんの首に腕を絡ませた。
さっきより体が密着していて、恥ずかしい。
『........いくよ?』
声を掛けられ、一気に上がった。