【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~
はい!!?なぜ機嫌が悪くなってるの!?
ほめ言葉だよ!?
あたしがあたふたしている間に、
西島くんは教室から出て行ってしまった…
ものすごーく、感じが悪いんですが!!
『雫ー、よく男子としゃべったねー。しかも自然に』
あたしの知らない間に休み時間に
なっていたらしく、伶香に話しかけられた
たしかに!!
伶香に言われて気がついた。
なんでだろ……?
あっ!女の子みたいだからだ!
きっと!
だからちょっとドキドキしたのかも!
(この子にも春がきたのねぇー)
なんて、伶香が思ってるなんて知らないで、
これから先、この気持ちのせいで、ものすごく悩む事なんて
わからなかったあたしは、呑気なことを考えていた