鎖恋

ジリリリリリ…



「舜…?」
目覚まし時計がなっている。




「里菜、起きて^ ^転入早々遅刻しちゃうよ」




そういって舜はいつものように私の髪をとかし、朝ごはんを食べさせる。



「制服も届いてるから、あとで着ようね^ ^」



一昨日引越してきたマンションには段ボールがまだたくさんあった。



「明日中には片付けるから、ちょっとだけ我慢しててね」



今日から新しい高校。

でも舜がいるから、大丈夫。



舜とは、一緒に暮らしていて、、、

私は舜がいないと生きていけない。



「里菜?学校行くよ。」


そう言って、舜は私の手を握ってくれた。


うん、大丈夫。

舜がいるから。

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