双子のあいつと私の恋
出会い
根室 凜花。
今日から紅林高校の1年生となります!!
とうとう憧れのJKライフ・・・
必死で勉強して良かったぁ・・・
ってなわけで、
クラス表を見たいんだけど・・・
すごいひとだかり。
「私A組だった!奈々は?」
「うちBだよ~」
「おっ!俺Eだ!」
「まじか俺も!!」
こんな会話を聞いちゃうとなんだか新鮮な気持ちになる。
さてさて私は・・・
D組か。
・・・あれ?
ふと私は名簿表に目をやった。
私の名前のしたに
名字が同じでしかも名前もそっくり。
根室 凜也
ねむろ りんや・・・?
だれだろう・・・
しかも同じクラスか。
なんかドキドキする。
「新入生の皆さんは、各クラスへ移動をしてください」
放送が流れた。
そして移動しようとしたその時・・・
ドンっ
「わっ!!」
・・・私はだれかとぶつかって転んでしまった。
「大丈夫!?」
そう言って手をさしべのべてくれたのは
茶髪でふんわりパーマがかかって
目がぱっちりした女の子。
「ごめんなさい!怪我はない!?」
「うん。平気だよ。ありがとう。」
「良かったぁ・・・」