双子のあいつと私の恋
おかげであいつには・・・
いや、あいつ呼びはやめよう。
おかげで凜花には
不信感を抱かれてしまった。
そして、今。
教室でしかも、でかい声で
またおんなじ過ちをした。
あいつは泣いて教室からでてった。
宮本が俺に、
「あんた、最低ね!」
といって凜花を追いかけていった。
もちろん俺も
今追いかけてる最中。
でも見つかんない。
「おい!凜花!でてこい!」
・・・応答なしか。
と女子更衣室を通りかかった瞬間。
「グスっ。うぅ・・・」
という声が聞こえた。
なんで女子更衣室なんかに。
「おい。凜花いるんだろ。入るぞ。」
ガラガラっ。
「きゃああああ!」
ドタンっ。
・・・何が起きたんだ?
おれはうつぶせに倒れていた。
ふとしたに目をやると
泣いている凜花がいた。
「ごめん!怪我してないか?」