双子のあいつと私の恋

おかげであいつには・・・
いや、あいつ呼びはやめよう。

おかげで凜花には
不信感を抱かれてしまった。

そして、今。

教室でしかも、でかい声で
またおんなじ過ちをした。

あいつは泣いて教室からでてった。

宮本が俺に、
「あんた、最低ね!」
といって凜花を追いかけていった。

もちろん俺も
今追いかけてる最中。

でも見つかんない。

「おい!凜花!でてこい!」

・・・応答なしか。

と女子更衣室を通りかかった瞬間。

「グスっ。うぅ・・・」

という声が聞こえた。

なんで女子更衣室なんかに。

「おい。凜花いるんだろ。入るぞ。」

ガラガラっ。

「きゃああああ!」

ドタンっ。

・・・何が起きたんだ?

おれはうつぶせに倒れていた。
ふとしたに目をやると
泣いている凜花がいた。

「ごめん!怪我してないか?」

< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop