双子のあいつと私の恋
「私は、宮本 莉子。あなたは?」
「えっと、根室 凜花です。」
「凜花ちゃんね。よろしく。何組?」
「D組だよ。」
「えっ!同じじゃん!良かったら一緒に教室まで行かない?」
「うん!」
良かった。なんとか同じクラスの子と仲良くなれた・・・
キーンコーンカーンコーン
「これからD組のホームルームを始めます。
私は担任の風間 若菜です。よろしく。」
「よろしくお願いしまーす。」
「早速だけどみんなに自己紹介をしてもらいます。
名前、誕生日、好きな食べ物も。」
はぁ・・・自己紹介・・・
苦手だなぁ。しかも高校生にもなって好きな食べ物とか・・・
そんなくだらないことを考えてるうちに
自分の番になった。
「えっと、根室 凜花です。誕生日は8月7日で
好きな食べ物はオムライスです。」
「はい。根室さんね。よろしく。次の人~」
そういって私は後ろをむいた。
その瞬間心臓の鼓動が速くなった。
そこにはめっちゃ格好良い男の子がいた。
茶髪のストレートで切れ長な目・・・
「根室 凜也です。」
んんん!?
根室 凜也!?
さっきの名簿表の人ではないか!