双子のあいつと私の恋
「凜花ちゃん!」
呼ばれた方を向くと
莉子ちゃんがいた。
「大丈夫?なんかぼーっとしてたけど。」
「う、うん!大丈夫。」
「・・・もしかして凜也君のこと?」
図星。
「ま、まぁね・・・」
「そりゃ仕方ないよね。名字一緒。名前似てる誕生日一緒って・・・
他の女子も騒いでたよ。凜也君格好いい!!なんで凜花ちゃんと
全部一緒なの~!?って。」
「えぇ!?そんな事言われてもなぁ・・・」
「でも良かったじゃん!格好良い人で。
あれでブサイクだったら最悪でしょ?」
「莉子ちゃんみかけによらず毒舌なのね。」
「まぁ、素直とはよく言われるよ♪」
素直じゃないよ超素直だよ・・・
その時、
「あの。」
そう言われて後ろを向くと・・・
「う、うわっ!り、凜也君!」
「うわとか言わないでよ。」
「ご、ごめんなさい・・・何か用?」
「あのさ、俺の事すき?」
・・・はぁ!?
「なっ、なにをいきなり言い出すのかと思えば!!
すきって、どういう意味よ!?」
「あ~顔真赤じゃん。やっぱ好きなんだ俺の事。」
なっ、なにこいつ!
「なんでよ!?てかなんでそんなこと聞くわけ!?」
「え?気になったから。だって名字一緒名前ほぼ同じ
誕生日一緒って気になんじゃん。
あんたも俺の事気になっただろ?」
「そりゃそうだけど・・・」