双子のあいつと私の恋

「凜花ちゃん!」

呼ばれた方を向くと
莉子ちゃんがいた。

「大丈夫?なんかぼーっとしてたけど。」


「う、うん!大丈夫。」

「・・・もしかして凜也君のこと?」

図星。

「ま、まぁね・・・」

「そりゃ仕方ないよね。名字一緒。名前似てる誕生日一緒って・・・
他の女子も騒いでたよ。凜也君格好いい!!なんで凜花ちゃんと
全部一緒なの~!?って。」

「えぇ!?そんな事言われてもなぁ・・・」

「でも良かったじゃん!格好良い人で。
あれでブサイクだったら最悪でしょ?」

「莉子ちゃんみかけによらず毒舌なのね。」


「まぁ、素直とはよく言われるよ♪」

素直じゃないよ超素直だよ・・・

その時、

「あの。」

そう言われて後ろを向くと・・・

「う、うわっ!り、凜也君!」

「うわとか言わないでよ。」

「ご、ごめんなさい・・・何か用?」

「あのさ、俺の事すき?」

・・・はぁ!?

「なっ、なにをいきなり言い出すのかと思えば!!
すきって、どういう意味よ!?」

「あ~顔真赤じゃん。やっぱ好きなんだ俺の事。」

なっ、なにこいつ!

「なんでよ!?てかなんでそんなこと聞くわけ!?」

「え?気になったから。だって名字一緒名前ほぼ同じ
誕生日一緒って気になんじゃん。
あんたも俺の事気になっただろ?」

「そりゃそうだけど・・・」
< 4 / 15 >

この作品をシェア

pagetop