双子のあいつと私の恋

ガラガラっ

ドアが開く音がした。
風間先生だ。


「はいみんな~席付いて~
ホームルーム始めるよ~」


「今日から本格的に高校生活が始まるわね。
1時間目にいろいろな校則の話をした後、
2時間目からすぐに授業にはいります。」

え~・・・
もう授業か。

しかもよりによって苦手な数学か・・・

「はい。それでは我が紅林高校の校則について
お話したいと思います。」

1時間も校則の話とか
聞いてらんない。

しかも最近睡眠不足で眠い・・・

「はい。じゃあこの紅林高校はなんとかでうんたらでどうで・・・」

先生が喋り始めて1分もたたないうちに私は
寝てしまった。

起きたのは1時間目の終わりのチャイムが鳴った時。

「凜花ちゃん!」

ハッとし起きたらまわりの人たちはみんな私をみていた。

やだ・・・
恥ずかしい・・・

私は顔が真っ赤になった。

「凜花ちゃん。大丈夫よ。もう一人いるから。」

「え・・・?」


莉子ちゃんは後ろを指差した。
< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop