双子のあいつと私の恋
ガラガラっ
ドアが開く音がした。
風間先生だ。
「はいみんな~席付いて~
ホームルーム始めるよ~」
「今日から本格的に高校生活が始まるわね。
1時間目にいろいろな校則の話をした後、
2時間目からすぐに授業にはいります。」
え~・・・
もう授業か。
しかもよりによって苦手な数学か・・・
「はい。それでは我が紅林高校の校則について
お話したいと思います。」
1時間も校則の話とか
聞いてらんない。
しかも最近睡眠不足で眠い・・・
「はい。じゃあこの紅林高校はなんとかでうんたらでどうで・・・」
先生が喋り始めて1分もたたないうちに私は
寝てしまった。
起きたのは1時間目の終わりのチャイムが鳴った時。
「凜花ちゃん!」
ハッとし起きたらまわりの人たちはみんな私をみていた。
やだ・・・
恥ずかしい・・・
私は顔が真っ赤になった。
「凜花ちゃん。大丈夫よ。もう一人いるから。」
「え・・・?」
莉子ちゃんは後ろを指差した。