溺愛協奏曲
「莉子ちゃん!今日遊べる?」



「あっ慎ちゃんだーうんっ一緒に遊べるよ」



慎ちゃんは一つ年上の同じマンションに住んでいた男の子



「でも莉子ちゃんと遊ぶの今日が最後になるかも・・・・」



俯いて今にも泣きそうな顔をする慎ちゃん



なんで?どうしてそんなこと言うの?




「な・・・なんで?」




「僕、又入院しなくちゃいけないから・・・莉子ちゃんと会えるのは
今日が最後になるかも・・・・」



頭の中が真っ白になった



「いやっ!そんなの嫌だよー最後だなんてそんな・・・」




「ごめんね、ずっと一緒にいるって言ったのに・・・ほんとにごめん」





ねえ!どこに行くの?




まって!行かないで


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「・・・・・ね・・・、ね・・・え」



「お・・・・きて」



「おーい起きてよー彼女ー」




うーん・・なに?



誰?



慎ちゃん?あっお父さん?




薄ら目を開けるとそこには・・・・・



制服姿の見知らぬ三人の男達が取り囲んでいた




ってか、もしかして今の夢か・・・・



久々に慎ちゃんの夢みたな



よろよろと起き上がるとにやつく三人の男達



あたし・・・・なんで囲まれちゃってるわけ?


















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