溺愛協奏曲
軽くキスをしてきたかと思うと濃厚なキスをしてきて舌を絡ませる



息が続かなくて龍斗さんの胸を叩いても行為が止まる様子はない




そんなあたしをよそに龍斗さんの冷たい手があたしの体を這うように触ると





Tシャツを捲りあげ胸を痛いくらいに掴んだ




ふと、目が合うとまた色のない目がそこにある



「ふっ・・・抵抗しないのか?蓮以外の男に抱かれてもいいのか」




「抱きなさいよ!抱けばいいでしょ!はじめてがこんなところで


しかも相手があんたみたいなやつなんて癪にさわるけどこれで



あんたの気が晴れるんならとっとと抱きなさいよ!そのかわり・・・



蓮への恨み辛みもとっとと忘れることね」



一気に捲し立てると目が点になっている龍斗さん



「くくくっ・・・・あっははははははっ」



突然大笑いしたかと思うと隣に寝転んだ



え・・・なになに?




なんかおかしなこと言ったかな?




「はあ~莉子ちゃん・・君って最高だね・・ってか今ので一気に萎えちゃったし」




な・・・萎えた・・・・?




「俺にここまで啖呵きった女初めてだよ、ってか莉子ちゃんってまだ処女

だとは驚きだね~あの蓮がまだ手をつけてないってのにもまたまた驚き


だけど・・・」



龍斗さんは起き上がると頬にそっとキスをしてきたかと思うと意外なことを口にする




「決めた・・・・今日はこれ以上はなにもしないけど・・・

心も体も俺のものにするから覚悟しといて・・莉子ちゃん」





不敵に微笑む龍斗さんの姿がそこにあった










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