溺愛協奏曲
茜side
「ねえ・・・これ送っといてくんない」
ポンとデジカメを放り投げると不機嫌まるだしでソファに座る
足を組むとペットボトルのコーラをぐいっと飲んだ
「なによ、これ?」
「高遠莉子の写真、組のもんが撮ってきたから蓮に送っといて」
ここは、東條組
しばらくの間お世話になることになった為の仮住まい的なあたしの部屋
今日は親友の玲奈が遊びに来ている
玲奈はお兄ちゃんが面倒みている女の子
数年前、交通事故で両親が亡くなり途方に暮れているところを
偶然、繁華街でお兄ちゃんが拾ったらしい
あたしと同い年で今は大関組で家政婦兼護衛
家事もこなしながらあたしの護衛も兼ねて休み明けから同じ高校に通う予定
喧嘩が強くて頼りになる親友いや悪友・・・かな
「こ・・・・これ・・どういうことよ!ここに写ってんの龍斗さんじゃない!
この女誰よ?」
デジカメを見ながら真っ赤な顔で怒り出した玲奈
やっぱり、玲奈はお兄ちゃんに惚れてる
好き・・・なんだね
「ここに写ってんの、蓮の女・・・高遠莉子って奴なの
あたしのライバルだし、ちなみにここに一緒に住んでたりする」
「はあっ?」
目をまるくして驚く玲奈
どういうことだだの信じらんないだの口にしてひとしきり騒いだ後
玲奈はあたしの肩を掴み真剣な眼差しで呟いた
「茜、ちゃんと一から説明して」
玲奈の迫力に一瞬ビビりながら、ゆっくりと話し出した
「ねえ・・・これ送っといてくんない」
ポンとデジカメを放り投げると不機嫌まるだしでソファに座る
足を組むとペットボトルのコーラをぐいっと飲んだ
「なによ、これ?」
「高遠莉子の写真、組のもんが撮ってきたから蓮に送っといて」
ここは、東條組
しばらくの間お世話になることになった為の仮住まい的なあたしの部屋
今日は親友の玲奈が遊びに来ている
玲奈はお兄ちゃんが面倒みている女の子
数年前、交通事故で両親が亡くなり途方に暮れているところを
偶然、繁華街でお兄ちゃんが拾ったらしい
あたしと同い年で今は大関組で家政婦兼護衛
家事もこなしながらあたしの護衛も兼ねて休み明けから同じ高校に通う予定
喧嘩が強くて頼りになる親友いや悪友・・・かな
「こ・・・・これ・・どういうことよ!ここに写ってんの龍斗さんじゃない!
この女誰よ?」
デジカメを見ながら真っ赤な顔で怒り出した玲奈
やっぱり、玲奈はお兄ちゃんに惚れてる
好き・・・なんだね
「ここに写ってんの、蓮の女・・・高遠莉子って奴なの
あたしのライバルだし、ちなみにここに一緒に住んでたりする」
「はあっ?」
目をまるくして驚く玲奈
どういうことだだの信じらんないだの口にしてひとしきり騒いだ後
玲奈はあたしの肩を掴み真剣な眼差しで呟いた
「茜、ちゃんと一から説明して」
玲奈の迫力に一瞬ビビりながら、ゆっくりと話し出した