溺愛協奏曲
逃げていく男達を呆気にとられながら見つめているとなにやら隣から視線を感じた




「・・・・・」



「・・・・・」




沈黙が二人の間に漂う



な・・なんかこの人眉間に皺寄せて睨んでる?



けど、こんな瞳で見つめられたら・・・




こんな綺麗な瞳に捕らえられたら目を逸らせない




そんな気がした・・・




「おいっ・・・」




「お前、聞いてんのか?」




はっ・・・・やばいあたしってば見とれてたかも



ってか恥ずかしい~




顔も体も熱くなったのを感じる




な・・・・なんなんだこれ~顔が火照る




目が回る




「お・・・おい・・・おま・・」




金色のイケメンさんがなにか言ってたけどあたしの意識はプッツリそこで途絶えた









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