溺愛協奏曲
第18章
蓮side
「大事な話があるから今日は由美子のところに来てくれ、莉子ちゃんも連れてこい」
親父から朝早く携帯に連絡があり今日は携帯の呼び出し音で目が覚めた
今、関東を仕事で飛び回っているからたぶん電話も仕事先からだろう
気だるい体を起こして身支度を済ませて朝食を終えると莉子と一緒に
病院へと向かった
初めて逢うからか莉子はかなり緊張していた
車の横で座っていてもこっちまで緊張が伝わってくる
お見舞いの品のチーズケーキの入った紙袋を握りしめ車窓を眺めるその姿は
それだけでなんだかとても愛おしい
そんな風に思うのはたぶんこいつだから
俺がこいつに惚れているから
そんな自分自身に驚きだ
女なんて俺を東條組の若頭としか見ていない
俺自身を見てくれることなんてない馬鹿な生き物
そんな風に思っていたのに・・・
たぶん逢った瞬間から俺はこいつに惚れていたのかも
車を降り病室へと向かう
ロビーを通り抜けると周りからの痛いほどの視線
とっさに莉子の手を握りしめた
「大事な話があるから今日は由美子のところに来てくれ、莉子ちゃんも連れてこい」
親父から朝早く携帯に連絡があり今日は携帯の呼び出し音で目が覚めた
今、関東を仕事で飛び回っているからたぶん電話も仕事先からだろう
気だるい体を起こして身支度を済ませて朝食を終えると莉子と一緒に
病院へと向かった
初めて逢うからか莉子はかなり緊張していた
車の横で座っていてもこっちまで緊張が伝わってくる
お見舞いの品のチーズケーキの入った紙袋を握りしめ車窓を眺めるその姿は
それだけでなんだかとても愛おしい
そんな風に思うのはたぶんこいつだから
俺がこいつに惚れているから
そんな自分自身に驚きだ
女なんて俺を東條組の若頭としか見ていない
俺自身を見てくれることなんてない馬鹿な生き物
そんな風に思っていたのに・・・
たぶん逢った瞬間から俺はこいつに惚れていたのかも
車を降り病室へと向かう
ロビーを通り抜けると周りからの痛いほどの視線
とっさに莉子の手を握りしめた