溺愛協奏曲
「「「おつかれさまっす」」」



車を降りると勢揃いする組員さんの間を抜けて玄関へと急ぐ



蓮はあたしの手を強く握りしめたまま玄関を抜け廊下を小走りに歩く




部屋の前に来ると蓮は近くの組員さんを見つけたかと思うと




「俺の部屋に誰も近づくな」



不機嫌そうに呟くと蓮はあたしの腕を引っ張って部屋へとはいっていった




すると部屋にはいるやいなや突然抱きしめたかと思うと唇を重ねる




驚いて動揺しているあたしなんてどこ吹く風の蓮は後頭部を押さえたかと




思うと身体を壁に押し付けた



「や・・・や・・め」




言葉を発しようと口を開けた瞬間蓮の舌先が押し込まれ舌を絡め取られた



蓮の舌先はあたしの舌を絡め取り逃がそうとはしない




すると身体が熱を帯び背筋に電流のようなものが走った



頭が真っ白になり快感が体中を駆け巡る



「あ・・・あっ・・・ふっ・・・あん」




重ねた唇から洩れる蓮の吐息と自分の声に驚いてシャツをぎゅっと握りしめる



蓮はシャツを握りしめたあたしの手をぎゅっと握ると唇はあたしの耳を甘噛みする












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