溺愛協奏曲
カーテンの隙間から洩れる光



薄ら目を開けて辺りを見回すとモノトーンでまとめた部屋




ここは・・・・?



蓮の部屋?




寝返りを打とうとすると抱き枕のように後ろから抱きしめて眠る蓮の姿




腰にはがっしり回った蓮の腕



起き上がろうとすると頭がくらくらして軽い痛みが走った



「・・・いたっ」




なんだろ?



なんであたしここに?



あれ?そういえばカクテル飲んでそれから・・・・




記憶が・・・ないんですけど




「・・・うん・・莉子、起きたのか?」



布団の中でもそもそしてたから蓮が起きてしまったみたい



ってか・・・起きたばっかの蓮って可愛い



「ごめん、起こしちゃった?」




「まだ、早いだろもう少し寝てろ」



あたしは再びベットに逆戻り




抱き枕にされ蓮の体温を感じていると再びの睡魔があたしを襲う




胸の鼓動を聞きながらあたしはそのまま意識を飛ばした


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