溺愛協奏曲
第22章
きゃ~花火大会って今日なんだ



知らなかった、ってか浴衣なんてものすごく久しぶり




うれしいな・・・



「玲奈ちゃんと一緒に行けるなんて夢みたい、リハビリ相当頑張ったんだな」




「そうだな・・・・玲奈から連絡来たのか?」




後ろから突然抱きしめるとあたしの首筋にそっと顔を埋める




「ひゃっ・・・蓮、起きてたの?」




「莉子の話声で目覚めた・・・ってか花火大会行くんだろ?


昨日俺と拓巳と涼のところにもメール来てたからみんなで行くぞ



会場は東條組のシマだし特等席で花火が見れるぞ」



「本当?うれしい」



喜ぶあたしを見て蓮がにやりと笑った



こんな笑い方のときの蓮は要注意と警笛をならす



「そのパジャマ誰が着替えさせたと思う?」




えっ・・・・パジャマ?



そういえばしっかり着替えてるし今まで気付かないなんてあたし馬鹿?



「も・・・・もしかして・・・蓮?」



「そっ・・・俺以外誰が居るんだよってかそんなことよりお前、俺が居ないとこで


酒飲むの禁止な?」



へ・・・っなんで?



「あの・・・あたしなにかした?カクテル飲んでから全く記憶がなくって・・・」



「・・・・・・覚えてないならいい、そんなことより俺が居ねえとこで


もう酒飲むんじゃねえぞ!もし飲んだらお仕置きな」




後ろから抱きしめたままちゅっと首筋にキスをする



お仕置きと呟いた蓮の瞳が悪戯っぽくあたしを見つめていた














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