溺愛協奏曲
組員side
今日は若の彼女である莉子さんの退院祝い
いつものように寿司職人を屋敷に呼び皆で祝う
準備万端で待っているがなかなか二人は現れねえ
「なにしてるんすかねえ・・・」
「まあ、なんとなく想像つくけどな」
隣に座る30代半ばの先輩である兄貴がにやりと笑いながら呟く
上座に居る組長を見ればさっきからイライラしながら煙草を吸って
莉子さんの親父さんと話をしている
二人は古くからの知り合いらしいが俺は詳しいことはわからねえ
そんなことを思っていると入り口の辺りが何だか騒がしい
目を向けると若が姫抱っこをして会場に入ってきた
若の腕の中に居る莉子さんは真っ赤で・・・
会場は一気に騒がしくなる
っていうか・・・・ありえねえ
女に関しては若は女嫌いで来る者拒まず去る者追わずって言葉がぴったりの人
あんなに優しそうな目で見つめる若を初めて見た
「こりゃあ・・・本気だな」
隣に座る兄貴が思わず呟いた
今日は若の彼女である莉子さんの退院祝い
いつものように寿司職人を屋敷に呼び皆で祝う
準備万端で待っているがなかなか二人は現れねえ
「なにしてるんすかねえ・・・」
「まあ、なんとなく想像つくけどな」
隣に座る30代半ばの先輩である兄貴がにやりと笑いながら呟く
上座に居る組長を見ればさっきからイライラしながら煙草を吸って
莉子さんの親父さんと話をしている
二人は古くからの知り合いらしいが俺は詳しいことはわからねえ
そんなことを思っていると入り口の辺りが何だか騒がしい
目を向けると若が姫抱っこをして会場に入ってきた
若の腕の中に居る莉子さんは真っ赤で・・・
会場は一気に騒がしくなる
っていうか・・・・ありえねえ
女に関しては若は女嫌いで来る者拒まず去る者追わずって言葉がぴったりの人
あんなに優しそうな目で見つめる若を初めて見た
「こりゃあ・・・本気だな」
隣に座る兄貴が思わず呟いた