溺愛協奏曲
只今、東條組のお風呂場の脱衣所



蓮はあっという間に裸になり腰にはタオルを巻いてます




あたしはそんな蓮に胸のボタンをはずされて・・・・って



そんなの駄目じゃん!無理無理・・・絶対無理




「な・・・なにやってんの?二人でお風呂なんて無理にきまってる!」



「あ?お仕置きっていっただろ、いいから早く脱げ」



って・・・あっという間にあたし上半身ブラ一枚だし・・・



なんで~これなんの罰ゲームよ?



慌てて胸を隠すあたしをよそに蓮はスカートに手をかけた




「きゃ~やだやだ、蓮の変態!」




「変態だと?俺と風呂にはいんのがそんなに嫌か・・・莉子は俺のことが嫌いか」




え・・・・なに?



そんな寂しそうな捨てられた子犬みたいな目をしないでよ



なんか切なくなっちゃうじゃん



「嫌いじゃないよ!蓮のことは大好きだよ」




「だったら問題ねえだろ、一緒に風呂に入ろうな」




「え・・・・あっ・・て・・・うん・・ちょっとまっ・・・」




「今、うんって返事したよな」




そう言ってにやりと笑う蓮




「へ・・・返事したけど・・・一緒にお風呂は無理~ひっく・・・ふえっ」




いきなり連れてこられて脱がされてお風呂だなんて・・・



こんなお仕置き絶対無理だし・・・蓮のことは好きだけど




お風呂場の明るいところでなんて考えただけで無理だよ




なんか知らず知らずのうちに涙まで出てきちゃうし・・・・



そんなあたしを見て蓮は慌てふためき、そっと自分のシャツをあたしに羽織った




「な・・・・り・・・莉子ごめん!俺が悪かった、悪かったから泣くな


もうなんにもしねえから、お前に泣かれるとどうしたらいいかわかんねえ」





そっと抱きしめたままずっと背中をさすってくれた




こんなお子様のあたし・・・蓮は嫌になっちゃうかな



「ごめんね・・・・あのね、蓮が嫌って訳じゃなくってね」




「わかってる、俺が先走り過ぎただけだ・・・・悪いのは俺なんだし


莉子の気持ちが固まるまで待つから」





「蓮・・・・・ひっく・・・ふえっ・・・ごめんね」



「ったく・・・・もう泣くなよ、今日茜の話聞いたらあの時のこと改めて思い出すし


なんか莉子に触れた奴らが憎らしくて先走ったのは俺なんだし・・・・



莉子を前にすると全然余裕ねえ・・・」




そう言って頭を掻く蓮はちょっと可愛くて笑ってしまった



その後それぞれお風呂に入った後あたし達はすぐに爆睡状態



キングサイズの蓮のベットで大の字で眠る二人なのでした





































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