溺愛協奏曲
「蓮・・・実はさっき龍斗さんからメールが来たの・・・」
「あ?メール?!」
「うん、逢いたい・・・って」
「・・・・・・」
学校帰りの車中、蓮にメールのことを話すと黙って俯いて考え込んだまま
助手席に座る涼くんと後部座席に座る拓巳くんもあたしの一言に驚いたようで
しばし考え込んでしまった
玲奈ちゃんはお迎えの車が来ていたらしく校門でバイバイしちゃったから
この場に彼女の姿はない
歩けるようになったとはいえまだゆっくりとしか歩けない玲奈ちゃんの為に
お母さんの会社の人が送り迎えしてくれるらしい
龍斗さんのこと言った方がいいのか悩んだけど蓮に相談してからのほうが
良いような気がして・・・
「あたしの直感だけど、たぶん玲奈ちゃんのことであたしにメールしたんじゃないかな
あっ・・・茜ちゃんの件もあるかもしれないけど」
「たぶん莉子ちゃんの勘ははずれてないと思うよ、これだけ出歩いてて
龍斗本人が見ていなくても大関組の組員が見ていたかもしれないし・・・
俺も時間の問題かなってことは薄々感じてはいたんだけどね」
涼くんが眼鏡を直しながら呟く
そうだよね・・・あたしもいつまでも隠し通せないってことは感じていたけど・・・
玲奈ちゃんがどうしたいのか、どういう考えなのかがわからないから対処のしようがない
あたしもそのことに触れるのが恐くて玲奈ちゃんが言うまで待っていようって思ってたんだけど・・・
「あ?メール?!」
「うん、逢いたい・・・って」
「・・・・・・」
学校帰りの車中、蓮にメールのことを話すと黙って俯いて考え込んだまま
助手席に座る涼くんと後部座席に座る拓巳くんもあたしの一言に驚いたようで
しばし考え込んでしまった
玲奈ちゃんはお迎えの車が来ていたらしく校門でバイバイしちゃったから
この場に彼女の姿はない
歩けるようになったとはいえまだゆっくりとしか歩けない玲奈ちゃんの為に
お母さんの会社の人が送り迎えしてくれるらしい
龍斗さんのこと言った方がいいのか悩んだけど蓮に相談してからのほうが
良いような気がして・・・
「あたしの直感だけど、たぶん玲奈ちゃんのことであたしにメールしたんじゃないかな
あっ・・・茜ちゃんの件もあるかもしれないけど」
「たぶん莉子ちゃんの勘ははずれてないと思うよ、これだけ出歩いてて
龍斗本人が見ていなくても大関組の組員が見ていたかもしれないし・・・
俺も時間の問題かなってことは薄々感じてはいたんだけどね」
涼くんが眼鏡を直しながら呟く
そうだよね・・・あたしもいつまでも隠し通せないってことは感じていたけど・・・
玲奈ちゃんがどうしたいのか、どういう考えなのかがわからないから対処のしようがない
あたしもそのことに触れるのが恐くて玲奈ちゃんが言うまで待っていようって思ってたんだけど・・・