溺愛協奏曲
第26章
「付き合うとか付き合わないとかじゃなくって・・・
少し落ち着いて距離を置いてみようってことになったの」
お昼休みお弁当を中庭で食べ終わって一息ついた頃玲奈ちゃんはあたしの問いかけに
ゆっくり呟く・・・・
「そっか・・・そうなんだ・・」
「うん・・・ごめんね心配かけちゃって」
「そんなことないよ、あたしこそなんか無理に聞いちゃってごめん・・・嫌だったよね」
「嫌じゃないよ、莉子ちゃんたちには沢山心配かけちゃったし・・・・」
そう言って俯き加減の玲奈ちゃんは寂しそうな顔を覗かせた
玲奈ちゃん・・・・本当は龍斗さんとよりを戻したいんじゃ・・・・
そう思わずにはいられないほど彼女の瞳は光がなかった
再び以前のように付き合えるんじゃないかと思ってたあたしは距離を置くという
二人の決断に首を傾げるしかなかったけど・・・
そのことを蓮に告げると「あの二人がそう決めたんなら仕方ねえんじゃねえの?
周りがどうこう言う問題じゃねえし・・・」と言われてしまった
まあそうなんだけど、玲奈ちゃんの寂しそうな顔を見るたびにどうにかできないものか
と思うあたしがいて・・・結局無力な自分はどうすることも出来ないでいた
そんなあたしの気分を拭い去るかのように季節は秋へと向かい
あたし達は統合されて初の文化祭の準備に追われることになりそんなことを
考える暇もないほど忙しい毎日を送ることになった
少し落ち着いて距離を置いてみようってことになったの」
お昼休みお弁当を中庭で食べ終わって一息ついた頃玲奈ちゃんはあたしの問いかけに
ゆっくり呟く・・・・
「そっか・・・そうなんだ・・」
「うん・・・ごめんね心配かけちゃって」
「そんなことないよ、あたしこそなんか無理に聞いちゃってごめん・・・嫌だったよね」
「嫌じゃないよ、莉子ちゃんたちには沢山心配かけちゃったし・・・・」
そう言って俯き加減の玲奈ちゃんは寂しそうな顔を覗かせた
玲奈ちゃん・・・・本当は龍斗さんとよりを戻したいんじゃ・・・・
そう思わずにはいられないほど彼女の瞳は光がなかった
再び以前のように付き合えるんじゃないかと思ってたあたしは距離を置くという
二人の決断に首を傾げるしかなかったけど・・・
そのことを蓮に告げると「あの二人がそう決めたんなら仕方ねえんじゃねえの?
周りがどうこう言う問題じゃねえし・・・」と言われてしまった
まあそうなんだけど、玲奈ちゃんの寂しそうな顔を見るたびにどうにかできないものか
と思うあたしがいて・・・結局無力な自分はどうすることも出来ないでいた
そんなあたしの気分を拭い去るかのように季節は秋へと向かい
あたし達は統合されて初の文化祭の準備に追われることになりそんなことを
考える暇もないほど忙しい毎日を送ることになった