溺愛協奏曲
「あっ二人ともコーヒーでいいかな?はいどうぞ~」




テーブルにトーストとスープを置くとものすごい速さで食べ始めた二人




やっぱり男の子って凄い




「莉子ちゃーん俺砂糖とミルクたっぷりね」




「莉子、俺はブラックで頼む」




あたしは朝あんまり食べないのでスープとミルクティのみ



コーヒーをブラックでなんてやっぱり蓮って大人だな




じっと見ていたら視線を感じたらしい蓮の一言



「見惚れてねえでさっさとしろ、もう行くぞ」



「な・・・見惚れてなんか・・・」



自分でも顔が赤くなるのがわかる



もうーーーーなんなのよ



「あーーー莉子ちゃん顔赤―――い!可愛いーー」



オレンジ頭君にからかわれ更に赤くなる私




なにやら恥ずかしくて赤くなった顔を見られたくない私は鞄を掴んで玄関へと急いだ




「おい!まて莉子!哲也さんご馳走様でした」


「ご馳走様っす」



「おう!気を付けて行けよ」



ひらひらと手を振るお父さん



三人がどうして知り合いなのかも気になったけど遅刻するのも嫌なので



足早に玄関へと急ぐ



ドアを開けるとそこには驚きの光景が広がっていて・・・・



しばし固まっていた





















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