溺愛協奏曲
「典子!お姉ちゃんにそんな嘘つくんじゃないよ、いいから早く帰るの!いいね?」
「えっ?お・・・おねえちゃんって・・」
あたし一人っ子だし、こんなおばあさんの知り合いなんていないんですけど・・・・
どうしよう・・・困ったな
あたしの腕を離してくれそうもないおばあさんはぐいぐい引っ張ってどこかへ歩き出した
このおばあさんもしかして・・・・
そんなことを思った時おばあさんの胸にかけてある名札のようなものが目に入った
「おばあさん、これちょっと見せて・・・」
「典子、おばあさんじゃなくておねえちゃんだろ?いいよ、哲さんが着けてくれたんだよ
お守りだってね」
そう呟くと胸に下げてある名札を見せた
そこにあったのは住所と電話番号とおばあさんの名前
「坊城・・・・花子」
裏を見るとひとりでいるところを見かけたかたは御一報下さいとあった
あばあさん・・・・認知症?
だから、こんな名札・・・でもおもいっきり個人情報暴露してるよね
これ、大丈夫なのかな?
あたしは不安になりながらもあたしを離そうとはしないおばあさんを横目に
携帯で名札に書いてある番号に連絡をした
「えっ?お・・・おねえちゃんって・・」
あたし一人っ子だし、こんなおばあさんの知り合いなんていないんですけど・・・・
どうしよう・・・困ったな
あたしの腕を離してくれそうもないおばあさんはぐいぐい引っ張ってどこかへ歩き出した
このおばあさんもしかして・・・・
そんなことを思った時おばあさんの胸にかけてある名札のようなものが目に入った
「おばあさん、これちょっと見せて・・・」
「典子、おばあさんじゃなくておねえちゃんだろ?いいよ、哲さんが着けてくれたんだよ
お守りだってね」
そう呟くと胸に下げてある名札を見せた
そこにあったのは住所と電話番号とおばあさんの名前
「坊城・・・・花子」
裏を見るとひとりでいるところを見かけたかたは御一報下さいとあった
あばあさん・・・・認知症?
だから、こんな名札・・・でもおもいっきり個人情報暴露してるよね
これ、大丈夫なのかな?
あたしは不安になりながらもあたしを離そうとはしないおばあさんを横目に
携帯で名札に書いてある番号に連絡をした