溺愛協奏曲
・・・で今日はいよいよパーティ当日


お昼を軽く食べて玲奈ちゃんちに集合




ヘアメイクをしてもらう為茜ちゃんとあたしとでドレス持参でやってきた




あたしなんて所詮一般庶民、ドレスなんて持ってないし着る機会も皆無だからどうしよう



なんて思ってたんだけど茜ちゃんからの好意により茜ちゃんのドレスを貸リて着ることに決定





まあ、サイズはほぼ同じだし問題ないんだけど茜ちゃんが似合いそうな




ドレスをチョイスして持ってくるからあたしにまかせて・・・・なんて言ったからお任せして



ドレスを見るのは今日が初めてなんだけど・・・・




「茜ちゃん・・・可愛すぎるし・・・なにより露出が多くない?」



「え?なに?露出が多いって?これくらい普通だって~行ってみれば分かるけど


こんなもんじゃないくらい派手で露出も多かったりするんだから気後れしちゃ駄目だって!」




「そうだよ!莉子ちゃん今日は莉子ちゃんにとって勝負の日なんだからめいっぱい

綺麗にしなきゃだし!茜ちゃんの言うとおりだよ」




「そ・・・・そうかな?」



ふたりの迫力に後ずさりしながらも玲奈ちゃんの勝負の日という言葉に気が引き締まる



ような思いがしてあたしは思わず唇を噛み締めた




目の前にあるドレスを見つめる



ホルターネックのミニ丈のドレスで胸元には真珠があしらわれ後ろには大きなリボン



ピンクベージュで可愛さ満点・・・・普段のあたしなら絶対えらばないようなドレスだ




蓮はこのドレスを着たあたしを見てなんて思うだろ




咄嗟にそんなことを思った


























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