溺愛協奏曲
それからしばらくして玲奈ちゃんも茜ちゃんも身支度が出来たようなので



大関組の車で坊城ホテルに向かった



玲奈ちゃんは真っ白なミニ丈のドレスでスカートには沢山のレースがあしらわれ



胸元にもレースが沢山ついているお姫様のようなドレス



髪は毛先をくるくる巻いてハーフアップにしていてものすごく可愛い



こんなドレスを着こなせるのは玲奈ちゃんだけかも・・・・




そんなことを思ってしまうくらい似合っていた



で・・・隣に座る茜ちゃんはショートカットの髪をワックスで軽く遊ばせて



着ているのは真っ赤なロング丈のドレスで大胆にスリットが入ったもの




胸元にはダイヤのネックレスをしてとても色っぽいし綺麗




とても高校生とは思えないかも・・・・




そんなことを思いながら茜ちゃんの横顔を見つめてただひたすら車窓を眺めた



「今日はあたしの傍をなるべく離れないでよ、集まってるのは関東の極道


全部の組長やら幹部だし特に女のほうなんて姐さんと呼ばれる組長の奥さん


はもちろん幹部連中の恋人に至るまで大集合してるから下手なことをすると



大目玉くらうわよ?まあ・・・おとなしくしとくにこしたことはないけど



今日は二人のボディガードに涼くんと拓巳くんに来てもらってるから



心配ないと思うけどあたしの傍離れるときは涼くんか拓巳くんの傍にいてね



うちの組員には話してあるから大丈夫よ・・・・」




茜ちゃんはあたしの視線を感じたのかそう言って一気に捲し立てた


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