溺愛協奏曲
「・・・・な・・・なんなんですか?」
「あんたが若と一緒に今夜食事をしてくれるって約束してくれれば手荒なことは
しないつもりだけど?」
取り囲んだ男の一人が腕組みをしてそうつぶやいた
いつの間にかぐるりと4人の男に取り囲まれ、あたしは身動きが取れなくなっていた
もう!お手洗いに行きたいだけなのになんでこんなことに・・・!
あたしは目の前に立ち塞がる男達をじっと睨みつけた
・・・・が睨んでるように見えなかったらしい
目の前の男達がにやりと笑ったような気がした
「睨んでるつもりだろうがそんな眼をしても誘ってるようにしか見えねえし?
お嬢さん?」
目の前の男がそう耳元で呟くとすぐ後ろに来ていたチャラい男が急にあたしを抱き上げる
視界が急に高くなり自分が姫抱っこされていると分かった時にはすでに遅かった
あたしを抱っこしたまま歩き出すこのチャラい男は周りの眼も気にせず歩き出した
「ちょ・・・ちょっとやめてよ!降ろしてよ!!」
「暴れんじゃねえ!ほら行くぞ」
「嫌だって言ってんでしょ!!なんなのよ!降ろしてってば~」
男はあたしを抱っこしたまま廊下を歩いて行くとエレベーターの前に立つ
矢印が上のボタンを押そうとしたところで横から女性の声がした
「あなたたち、なにしてるの?」
男の影になって見えないがなんだか聞き覚えのある声
誰だろう?聞き耳を立てているとあたしを抱っこしている男の顔が青くなり
固まっているのがわかった
「あんたが若と一緒に今夜食事をしてくれるって約束してくれれば手荒なことは
しないつもりだけど?」
取り囲んだ男の一人が腕組みをしてそうつぶやいた
いつの間にかぐるりと4人の男に取り囲まれ、あたしは身動きが取れなくなっていた
もう!お手洗いに行きたいだけなのになんでこんなことに・・・!
あたしは目の前に立ち塞がる男達をじっと睨みつけた
・・・・が睨んでるように見えなかったらしい
目の前の男達がにやりと笑ったような気がした
「睨んでるつもりだろうがそんな眼をしても誘ってるようにしか見えねえし?
お嬢さん?」
目の前の男がそう耳元で呟くとすぐ後ろに来ていたチャラい男が急にあたしを抱き上げる
視界が急に高くなり自分が姫抱っこされていると分かった時にはすでに遅かった
あたしを抱っこしたまま歩き出すこのチャラい男は周りの眼も気にせず歩き出した
「ちょ・・・ちょっとやめてよ!降ろしてよ!!」
「暴れんじゃねえ!ほら行くぞ」
「嫌だって言ってんでしょ!!なんなのよ!降ろしてってば~」
男はあたしを抱っこしたまま廊下を歩いて行くとエレベーターの前に立つ
矢印が上のボタンを押そうとしたところで横から女性の声がした
「あなたたち、なにしてるの?」
男の影になって見えないがなんだか聞き覚えのある声
誰だろう?聞き耳を立てているとあたしを抱っこしている男の顔が青くなり
固まっているのがわかった