溺愛協奏曲
はあっ
深いため息をつきながら廊下を小走りに歩く
向かうは保健室
別に具合が悪いわけじゃないけどさ・・・
保健室のドアを開けると白衣を着てなにやら書類とにらめっこしているひとりの女性
「里香さ~んこんにちは~」
「あら~莉子じゃな~いどうしたのこんな時間に」
にっこり微笑むその姿はいつ見ても愛らしい
キャラメルブラウンの髪をショートカットにしてパッと見は高校生といっても通じるかも
いつみても若々しい彼女はあたしの幼馴染でもあり初恋の人でもある慎ちゃんの
姉でもある人、里香さんがいるからこの学校に通っていると言っても過言ではない
「里香さんごめんなさい・・・忙しいのに」
「いいのよ、ちょうど休憩しようと思ってたところだし・・・紅茶でいい?
莉子はミルクティでいいんだっけ?」
「はい・・・」
部屋中に紅茶の香りが広がった
里香さんはあたしが紅茶好きだってことを知ってていつも用意してくれている
ありがたいなあ
「さては、理事長の話が原因?」
確信をついてきた里香さん、やっぱり彼女には嘘がつけない
苦笑いしながら彼女の瞳を見つめる
やっぱり、慎ちゃんにそっくりだ
深いため息をつきながら廊下を小走りに歩く
向かうは保健室
別に具合が悪いわけじゃないけどさ・・・
保健室のドアを開けると白衣を着てなにやら書類とにらめっこしているひとりの女性
「里香さ~んこんにちは~」
「あら~莉子じゃな~いどうしたのこんな時間に」
にっこり微笑むその姿はいつ見ても愛らしい
キャラメルブラウンの髪をショートカットにしてパッと見は高校生といっても通じるかも
いつみても若々しい彼女はあたしの幼馴染でもあり初恋の人でもある慎ちゃんの
姉でもある人、里香さんがいるからこの学校に通っていると言っても過言ではない
「里香さんごめんなさい・・・忙しいのに」
「いいのよ、ちょうど休憩しようと思ってたところだし・・・紅茶でいい?
莉子はミルクティでいいんだっけ?」
「はい・・・」
部屋中に紅茶の香りが広がった
里香さんはあたしが紅茶好きだってことを知ってていつも用意してくれている
ありがたいなあ
「さては、理事長の話が原因?」
確信をついてきた里香さん、やっぱり彼女には嘘がつけない
苦笑いしながら彼女の瞳を見つめる
やっぱり、慎ちゃんにそっくりだ