溺愛協奏曲
「あ・・・・これって・・・いいの?蓮大丈夫?バイクなのに寒くない?」



「ああ、全然平気だ・・・・ってかそれ巻いてねえとお前パンツ丸見えだぞ」





「な・・・・パンツって・・・」



赤くなるあたしを見て笑いながら軽々とバイクに乗せる



そんな何気ない動作にもあたしのドキドキは止まらない



やばい・・・・今のあたし絶対顔赤い




でもヘルメットかぶってるから見えてないよね?



「しっかり掴まってろよ!でないと振り落とされるぞ」



「ひゃ・・・・ちょっと待って!!」




あたしは慌てて蓮の腰に腕を回して背中にしがみついた



久しぶりに乗る蓮のバイクはかなりのスピードで走っていて・・・




自宅にはあっという間に到着




これでも安全運転だという蓮の言葉は信じがたいけどバイクの爽快感は癖になりそうで・・・




もっと乗っていたいな・・・・・なんて思ってしまうくらい



バイクから降ろしてもらうとヘルメットを蓮に渡した



蓮が乱れた髪をそっと直してくれる



そんな何気ないこともあたしの心を捕らえて離さないのは・・・・




たぶん、蓮のことが大好きだから・・
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