溺愛協奏曲
今日は金曜日だから暇かなあ・・・なんて考えていると
カランコロン・・カラン
入り口の自動ドアが開きベルが鳴った
「いらっしゃいませ~」
「いらっしゃいませ」
店内に青凌の制服をきた黒髪の長身の男がひとり入ってきた
飲み物のコーナーへ行き缶コーヒーを手に取る
レジへと来るとあたしの顔をチラリと見た・・・・ような気がした
小銭を置いたままその場を動かない長身の男
「ちょうど頂きます、ありがとうございました」
頭を下げレジにお金を入れると男の声がした
「高遠・・・・何ちゃん?」
「へ・・・・・?あ・・・あの」
「何ちゃんって聞いてんだけど」
蓮に負けず劣らずのイケメンだけど男の迫力とオーラにあたしは圧倒されていた
冷たくなにも写さないような瞳と作り笑い
正直に言うとびびっていて固まってしまった私
いつもあたしを見つめる蓮の暖かい眼差しとはまるで違う
背中に冷や汗が流れる
この男只者じゃない
「・・・・・莉子です・・」
ぼそっと呟くように言ったけれど男には聞こえたみたいだ
「ふ~ん・・・君がねえ・・・君があいつの・・・・」
舐めまわすようにあたしを見つめると
プシュッ・・・缶コーヒーを開け男は一口飲み、呟いた
「僕は青凌の大関龍斗、東條に宜しくって伝えといて、高遠莉子ちゃん」
ひらひらと手を振りコンビニを出ていく彼をじっと見つめる
東條に宜しくってあの人蓮の知り合いなの?
何故か嫌な予感が拭えないまま心ここにあらずの状態でバイトを続け
清香さんと蓮二さんが心配顔であたしのことを見つめていた
カランコロン・・カラン
入り口の自動ドアが開きベルが鳴った
「いらっしゃいませ~」
「いらっしゃいませ」
店内に青凌の制服をきた黒髪の長身の男がひとり入ってきた
飲み物のコーナーへ行き缶コーヒーを手に取る
レジへと来るとあたしの顔をチラリと見た・・・・ような気がした
小銭を置いたままその場を動かない長身の男
「ちょうど頂きます、ありがとうございました」
頭を下げレジにお金を入れると男の声がした
「高遠・・・・何ちゃん?」
「へ・・・・・?あ・・・あの」
「何ちゃんって聞いてんだけど」
蓮に負けず劣らずのイケメンだけど男の迫力とオーラにあたしは圧倒されていた
冷たくなにも写さないような瞳と作り笑い
正直に言うとびびっていて固まってしまった私
いつもあたしを見つめる蓮の暖かい眼差しとはまるで違う
背中に冷や汗が流れる
この男只者じゃない
「・・・・・莉子です・・」
ぼそっと呟くように言ったけれど男には聞こえたみたいだ
「ふ~ん・・・君がねえ・・・君があいつの・・・・」
舐めまわすようにあたしを見つめると
プシュッ・・・缶コーヒーを開け男は一口飲み、呟いた
「僕は青凌の大関龍斗、東條に宜しくって伝えといて、高遠莉子ちゃん」
ひらひらと手を振りコンビニを出ていく彼をじっと見つめる
東條に宜しくってあの人蓮の知り合いなの?
何故か嫌な予感が拭えないまま心ここにあらずの状態でバイトを続け
清香さんと蓮二さんが心配顔であたしのことを見つめていた