溺愛協奏曲
なにか横から視線を感じるからちらりと見るとカップルの彼女のほうがちらちら
蓮のこと見てるし~目がハートになってるし~
当の本人はそんな周りの熱い視線に気づきもせずにオムライスを頬張る
普段の俺様蓮君の姿はどこへやら・・・・
とっても可愛かったりて
「ねえ、ねえよくこんな可愛いお店知ってたね」
「あ?ここの店拓巳がよく女と来るらしくてな、あいつのお勧め」
拓巳くんお勧めだけあってさすがオムライス専門店のオムライス
卵はふわふわのとろとろで絶品というほかなくってすべて完食した私
食事を終えるとなんだかどっと疲れが襲ってきた
他にも色々あって見たいところが沢山あったけどあまりにも広すぎたのと
歩き疲れたので今度またゆっくりこようということになり車に乗り込んだ
「ごめん、俺のせいだな」
「えっなんで?」
「ばったり茜と逢って関係ない莉子のこと引っ張りまわして迷惑かけたな、ごめんな」
「ううん、そんなことない」
髪を撫でながら申し訳なさそうに蓮が言った
・・・っていつの間にか膝の上座ってるし!
あたしいつ移動したっけ?
「莉子、茜と仲良くしてやってくれねえか?」
腰に回る蓮の腕が強く抱きしめる
「・・・・・・えっ」