無理矢理お姫様
「嘘ついたから嫌いになるの?」



横にフリフリと首を振る




「もう忘れようと思うの?」



また横に首を振る





私はこれからどうするのか...



「...おうじに...会いたい」




会って...


「好きって言いたいよ...」




ついに涙がこぼれた




嘘つかれたのは分かってる






...それでも、嫌いになんかなれるわけがない





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