♡恋人争奪戦♥


 「ごめんね、瑠衣ちゃん。あいつ、昔  から俺と正反対で女子が苦手ならし  くてさ…悪気があるわけじゃないと
  おもう」

 
 「いいえ…私もすみません。迷惑です  よね。いきなり居候とか言われて
  知らない女が来られても…」


  すると和人は優しく瑠衣の頭を撫で た。

 
 「瑠衣ちゃんは迷惑なんてかけてない  でしょ?気にしなくていいんだ。
  これはおじさんに失礼かもしれない
  けど、瑠衣ちゃんだって好きでうち
  に来わけじゃないしね。あ、俺は
  嬉しいんだよ?このむさ苦しい男
  所帯に花が咲くんだから」


  「和人さん……」


  
   瑠衣は溢れそうな涙をどうにかせ  き止めた。和人の手が自分を安心さ   せた。

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