♡恋人争奪戦♥




 瑠衣はすぐさま鳴った携帯を開き、通話ボタンを押す。


「はい、藤崎です…………お父さん?どうしたの……って、嘘!?そんな急に!?待って、今から帰るから家で説明して!!」


「ごめん、鈴!!家が大変なことになってるの…!」

「わかってるよ、行きな?」


「ありがとう!この埋め合わせは絶対するから!」


 瑠衣は鞄にすべて詰め、急いで自宅に向かった。


 
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