♡恋人争奪戦♥
「父さんの古い友人の家に居候させてもらうことになったんだ」
「そ…そうなんだ…」
そこまでならまだよかった。
「その友人は、稲森と言ってね。小学校からの古い友人なんだ。で、そこまではいいんだが、稲森の家には男の子が4人いるんだ」
「へぇ…それで?」
「なんとも思わないのか?」
「なんで??」
予想外の瑠衣の反応に父は驚く。
「で、いつまでなの?」
「3ヶ月だ」
「そう、わかった」
あっさり同居を承諾した瑠衣。
そのあっさりした承諾がすべてを巻き起こす。