空気はこんなことを考えている
空想科学読本
「空想科学読本6・5」を読み終わった。
マンガや特撮のありえない必殺技や、とんでもない状況を、科学的に分析してみようというすごいぶっ飛んだ本だ。シリーズはもうだいぶ長い間続いている。
いいねえ。やっぱり好きだわ、このシリーズ。
最近の漫画を多く題材にした近刊も面白かったけど、作者の好みが暴走しているこの「6・5」が、ぼくはものすごく好きなのだ。
なんでかっていうと、まあ、内容を少し紹介してみよう。
「オマヌケ大作戦」という項目で、筆者は昭和の特撮ヒーローの、悪役の世界征服作戦は、なぜいつも失敗するのか、という考証をしている。
その考証の題材としてあげられた二つの作戦。
ひとつは、「仮面ライダー」のショッカーによる「原子力研究所襲撃作戦」。
もうひとつは、「キカイダー01」の悪の組織シャドウによる「みかん買い占め作戦」。
………………みかん?
愛媛県出身のぼくの血がうずいた。