空気はこんなことを考えている


「にせヒーロー現る!」の項目にて紹介された、仮面ライダーの偽者のエピソードも素敵である。題材は「仮面ライダー(スカイライダーという昭和のライダーの話です)」。


悪の組織によって作られた仮面ライダーの偽者は、本物のふりをして、様々な極悪非道な悪事を働き、ライダーの評判を落とすことに成功する。


その恐ろしい悪事の数々を本書からの引用で紹介しよう。


「公園に現れ、喜んで集まってきた子どもたちを突き飛ばす」
「子どもが砂で作ったトンネルなどを踏み潰す」
「抗議した子どもを突き倒し、踏みつける」
「子どもが水鉄砲で水をかけると、水鉄砲を奪って壊す」
「スーパーに現れ、子どもに無理やりアイスクリームを食べさせる」
「やめてください!と止める女子店員の口にも、アイスを突っ込む」
「アイス事件のセリフ『つべこべ言うなよ、大好きなアイスクリームだろ。ドンドンドンドン食えよ、そいでおなか壊しちゃえよ。ほらドンドンドンドン食うんだよ』」
「子どもがロープに吊ったタイヤで遊んでいると、ナイフでロープを切る」
「子どもの髪を引っ張って『痛いか?そんなに痛いか?』」
「子どもが遊んでいるプラモデルを壊す」


(あくびをしながら)な、なんて恐ろしいっ!
いやあ、やっぱり昔の特撮って、今とちがって、おおらかでいいですねえ。


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