空気はこんなことを考えている
ドラことば
やっぱり泣いた。
読む前から、きっと泣いてしまうだろうな、という予感があった。
「ドラことば」(小学館)
ドラえもんの名言集である。
藤子・F不二夫先生の傑作漫画「ドラえもん」の感動の台詞を一冊に編んだ本だ。
読み終わった。
やっぱり泣いてしまった。
当たり前だ。
ぼくはレンタルビデオ屋で、のび太の恐竜のビデオのパッケージを見てるだけで、目がうるうるしてしまうくらい、ドラえもんが好きなのだ。大好きなのだ!
読みながら、少年時代、たくさんの大切なことをドラえもんに教えてもらっていたことを、あらためて実感した。
「ぼくだけの力できみにかたないと……。ドラえもんが安心して……、帰れないんだ!」(さようならドラえもん)
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」(のび太の結婚前夜)
とくにこの二つの台詞には、涙腺をノックアウトされた。読んだことあるひとなら、分かってくれるんじゃないかと。
今度アニメを借りて見よう。